こんにちは、takomari(@takomari_j)です。
今回は、東京からカシマスタジアムへのアクセスについてご紹介します。
アントラーズのサポーターはホームタウンである鹿嶋市以外にお住まいの方が多いのはご存知ですか?
鹿嶋市の人口は7万人弱です。(ちなみに浦和レッズの本拠地のさいたま市の人口は126万人…!)強豪だから、スター選手が多いから、という背景もあり、全国、特に東京方面から通われてる方が多いんですよね。
東京駅からカシマスタジアムまで約100Kmありますが、試合の日は多くの人が東京駅からカシマスタジアムに遠征します。
私も大学で上京してからは東京からあくせくカシマに通う生活を6年程していました。
同じように東京から通う友人も多かったので、距離は遠いですが楽しい遠征時間でした。
ただ、一般的に見るとサッカー観戦のために100kmかけて移動するのは酷ですし、アクセスも決して良いとは言えないので、“鹿島国”と揶揄されたりしています。
そんなちょっと大変なカシマスタジアムへのアクセスを攻略できるよう、今回は東京からカシマスタジアムへのアクセス方法について解説します。
カシマスタジアムはサッカー専用でとても見やすく、おいしいグルメもたくさんあるので、この記事を読んで距離に負けずたくさんの人に来場してほしいです!
①東京駅から高速バス(先着順)
メリット:予約なしなので気軽に乗れる!
デメリット:バスに乗れるまで時間がかかる(レッズ戦の日なんて地獄…)
概要
一番オーソドックスな方法が、この予約なし高速バスを利用してカシマに行く方法です。
10分から20分に1本のペースで、東京駅から鹿島神宮駅までの高速バスが東京駅八重洲南口から出ています。
このバスが、鹿島アントラーズホームゲーム開催日の試合6時間前から2時間前までに東京駅を出発する便に限り、すべてカシマサッカースタジアムまで延伸されます。終点の鹿島神宮駅からさらに5分後にカシマスタジアム駅に到着します。
所要時間:約2時間5分
このバスは【東京駅付近から水郷潮来インターチェンジまで高速に乗り、その後市内の停留所をいくつか回ってから鹿島神宮駅→その後カシマスタジアム】というルートを辿ります。
この市内の停留所を回るのにかなり時間がかかります。というのも、水郷潮来インターチェンジを降りてからカシマスタジアムまで直行すれば20分ほどで到着するのですが、鹿島セントラルホテルや鹿島製鉄所などの停留所を経由すると、30分~45分程多く時間がかかります。
これが厄介で…。時間に余裕がある時は良いのですが、キックオフが迫っているときはドキドキドキドキ…。どうしても早く行きたい時は水郷潮来でバスを途中下車し、タクシーで行く手もあります。
(ちなみに水郷潮来にはタクシー乗り場がありタクシーが待機しているため、基本的にはすぐタクシーを捕まえられます。水郷潮来からスタジアムまでは3,000円あれば行けたと思います。)
料金:片道大人2,100円、小人1,050円
交通系ICカードでの支払が可能です。
ICカードの場合は大人1,950円、小人980円に割引されます。
東京駅では事前に自動券売機で乗車券を購入するか、乗車時にICカードで支払いをします。
カシマスタジアムから乗る時は、乗車時に現金払いするか、ICカードで支払いをします。カシマスタジアムに券売機はありません。
時刻表
時刻表についてはこちらでご確認ください。
JRバス関東、京成バス、関東鉄道の3社がバスを運行していますが、どのバスに乗っても問題ありません。
http://www.keiseibus.co.jp/kousoku/timetable.php?id=33
予約:不要
予約は不要で先着順となります。乗り場に並んでバスを待ちます。
これがメリットでもデメリットでもあります。
予約なしで気軽に乗れるのはとても良いことですが、乗ろうとしているバスの出発時間直前に乗り場に行くと、すでに大勢の人が並んでいて乗れない可能性がかなり高いです。時間帯、対戦相手によりますが、キックオフ3時間前頃出発の場合、2,3台(20~30分以上)は見送る覚悟をした方がよいです。
多くの人が来場する浦和レッズ戦や開幕戦、ホーム最終戦、優勝が決まりそうな試合の日はとんでもないです…。1時間以上待たされることもあります。
多くの来場者が見込まれる場合は臨時便が増発されますが、どの時間に何台出るかは行ってみないとわからないため、そこまで期待しない方がよいです。
「絶対にこの時間にスタジアムに到着したい」という希望がある方は、余裕を持って列に並ぶようにしてください。
乗降場所
東京駅では、八重洲南口のハイウェイバス1番乗り場から出発します。
カシマスタジアムでは、スタジアム南側のカシマスポーツセンターの先に到着します。鹿島サポーター席への入り口までは徒歩2,3分で着きますが、
アウェイサポーター側の座席入り口まではそこからさらに5分程歩くことになります。
注意点
東京駅八重洲南口のハイウェイバス1番乗り場からは鹿島神宮駅方面のバスが出ていますが、行き先が鹿島神宮駅の便だけとは限らないので注意が必要です。
上記の時刻表を見ていただければおわかりになるかと思いますが、鹿島神宮駅行きだけでなく、「鹿島セントラルホテル行き」のバスもあるのです。
試合日にカシマスタジアムまで延伸してくれる便は鹿島神宮駅行きのバスのみなので、「鹿島セントラルホテル行き」に乗ってしまうと鹿島セントラルホテルで降ろされてしまうことになります。(鹿島セントラルホテルからスタジアムまでは約10㎞。車で20分程かかります。歩くのは無理です。)
試合日は乗る人があまりいないので気がつくかと思いますが、乗り間違えのないようお気をつけください!
帰りは?
帰りは行きのバスを降りた場所にバスが何十台も待機しているので、並んで次々と乗っていきます。
満席になったら出発、という流れでどんどん乗せられて出発するので、行きほど待たされることはありません。
基本的に来場者数を鑑みてバスを用意してくれているので、乗れないなんてことはないですが、ごく稀にバスが尽きてしまってすごく待たされたり、鹿島神宮駅まで路線バスで乗せてもらい、鹿島神宮駅からは通常の予約なし高速バスで帰るハメになることもあります。
負けた試合はみんなそそくさと帰りますが、勝った場合は盛り上がってスタジアムからなかなか出てこないことがよくあるかと思いますが、東京に帰る人は周りの人の流れに取り残されないように帰るのが良いでしょう。
※2018年シーズンホーム初戦の3月3日のガンバ戦では、帰りのバスが不足していたようで、鹿島神宮駅まで歩いて帰らなければならない人が続出したようです。近頃の人手不足の影響で、今シーズンも帰りのバス台数が制限される可能性があります…今後の動向を確認していきます。
※2019年9月26日追記
2019年9月14日の鹿島アントラーズvsFC東京戦(観客数:27,285人)では、帰りの高速バスが早々に終了してしまい、帰宅難民になる人が続出するという事態が起こりました。
来場者数が多かったせいか、バスが少なかったせいか原因は不明です。
この日はナイトゲームだったので、試合とは関係のない鹿島神宮始発の高速バスも終了してしまい、電車で帰るにも終電が迫っており、また接続が複雑ということで、バス乗り場も電車のホームも殺伐としていたようです。
対策としては以下が挙げられます。
・観客数が多い試合は早めにスタジアムを出てバス乗り場に向かう(最後の選手の挨拶まで見たいけど…)
・後述の予約制バスを利用する(料金が高くなるけど...)
・もしものために電車での帰り方・終電をチェックしておく(乗換が多く面倒だけど…)
・車で来る(帰りの大渋滞覚悟で…)
・アウェーで来るサポーターはアウェーチームが用意するツアーバスを利用する
せっかくカシマスタジアムまで来てくれた方が帰りのアクセスのせいで嫌な思いをしてしまうのは本当に嫌です。
なんとかアントラーズには対策をお願いしたいところですが、こればかりはアントラーズの力だけではどうにもならず、行政やバス会社、JRの協力が必要です。
長年叫ばれているアクセス問題、少しでも良い方向に進むことを願っています。。
なお、帰りのバスは行きと違い、カシマスタジアムから東京駅までノンストップで行きます。ですが、カシマスタジアムから高速道路に乗るまでは道が大渋滞します。(名物アントラーズ渋滞と皮肉られています)カシマスタジアムから高速に乗るまでに1時間以上かかることも…このため、所要時間は2時間~3時間見ておいた方がよいです。
②東京駅から高速バス(予約制)
メリット:決まった時間に並ばずに乗れる。事前に座席指定できる。
デメリット:①の路線バスよりも金額が高い
概要
①は先着制でしたが、こちらは予約制のバスになります。
カシマスタジアムでのホームゲームの試合に限り、行きの便は試合開始時刻の5時間前から3時間前の間、帰りの便は試合開始時刻の2時間30分後に発車します。 基本的に、行きのバスは3便、帰りの便は1便運航されます。
先着順のバスと違い、予約したバスに合わせてバス乗り場に行けばよいので、乗りたいバスの何分も前から並ぶ必要はありません。その分少し値段が高くなりますが、無駄な時間をかけたくないという方にはこの予約制のバスをおすすめします。
所要時間:約1時間35分
①のバスと違い、潮来インターを降りてからスタジアムまで直行するので、少し到着時間が早いです。
料金:片道大人2,700円、小人1,350円
①の予約なしのバスに比べ、600円高いです。
IC割引はありません。
時刻表
時刻表は試合開始時刻によって変わるので、高速バスネットで検索するか、http://www.kousokubus.net/
または、JRバス関東のHPに掲載されている時刻表を参考にしてください。
http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/post_401.html
予約:必要
座席指定制のため、事前に予約・購入が必須です。
高速バスネット、JRバスの切符売り場、コンビニエンスストアで購入できます。
乗車日の1ヶ月1日前から発売されます。
乗降場所
東京駅では、八重洲南口のハイウェイバス乗り場から出発します。
①の先着順の高速バスと乗り場が異なるためご注意ください。
帰りは?
帰りは基本的に試合開始時刻の2時間30分後に1便運航します。
帰りに関しては、予約制バスに乗っても①の先着制のバスに乗ってもそこまで所要時間が変わらないので、私は基本的に先着制バスを利用しています。
(ただし、上記の通り帰りのバスが枯渇する可能性もあるので、価格と相談して予約制バスを選ぶのもアリです)
③新宿駅、横浜駅から高速バス(予約制)
メリット:他チームのサポーターがいない、横浜周辺の方には便利
デメリット:少々値段が高い
概要
西鉄旅行がアントラーズオフィシャルツアーを開催しています。
カシマスタジアムでのホームゲームの際、新宿駅と横浜駅から一往復、スタジアムへの送迎バスが運行されています。
特に横浜近辺の方は、東京駅まで出ることなく横浜駅から乗り換えなく直接スタジアムに行けるので、とてもよい手段です。
所要時間:約2時間30分
途中休憩をはさむので、2時間半ほどかかります。
東京駅からの高速バスに比べると、時間がかかります。
料金:往復5,000円
東京駅からの高速バスに比べると高額となっています。
時刻表
基本的に新宿駅発、横浜駅発ともにキックオフ5時間前に出発し、キックオフ2時間半前にスタジアムに到着します。
正式な時刻表、旅程は西鉄旅行公式HPでご確認ください。
https://www.nishitetsutravel.jp/triumph/antlers/
スタジアム2時間半前着を遅いと思うか早いと思うか…
カシマスタジアムは基本的に試合開始3時間前に開門します。2時間前開門のスタジアムが多い印象なので、他チームのサポーターの方には3時間前はだいぶ早いと思われるかもしれません。
ですが、カシマスタジアムはグルメが非常に充実しているので、選んで食べて休憩して、選んで食べて休憩して、を繰り返しているとあっという間に3時間くらい経っちゃいます!
また、ゴール裏のサポーターズシートの方は2時間半前スタジアム着ですと席取りに置いては完全に出遅れてしまいます。
このため、試合2時間半前にスタジアムに着いても暇を持て余すということはなく、スタジアムグルメを食べながら過ごしているとあっという間に時間が経つと思います。
また、サポーターズシート(自由席)の良い席に座りたいという方にはもう少し早めにスタジアムに着けるよう①か②の案をオススメします。
予約:必要
事前の申し込みが必要です。上記HPよりお申込みください。
試合直前だと満席になってしまうことも多いので、試合2週間くらい前までには申し込むことをおすすめします。
注意点
このツアーは鹿島アントラーズサポーター限定となっています。相手チームのユニ、グッズを着用していると乗車を断られることもあるそうなのでご注意ください。
【※運休※】④羽田空港から高速バス(先着順)※鹿島神宮駅まで
※新型コロナウイルスの影響による移動需要の減少に伴い、2020年9月より運休しています。(2023年7月現在)
メリット:羽田空港方面から向かうのに便利
デメリット:便数が少ない
概要
羽田空港から鹿島神宮駅まで、先着順の高速バスが運行されています。
アントラーズの試合とは全く関係ない路線バスなので、試合日にスタジアムまで延伸したり、増発されることはありません。
①の東京駅からの先着順バスと同様、水郷潮来以降、鹿島セントラルホテルや鹿島市役所を経由するので、少々時間がかかります。
所要時間:約2時間10分
料金:片道大人2,520円、小人1,250円
時刻表
2,3時間に1便、一日6便運航されています。このバスは鹿島神宮駅が終点のため、鹿島神宮駅からはスタジアムまでのピストンバスを利用するかタクシーで行く必要があります。(所要時間10分程)ピストンバスについてはこちらをご確認ください。
https://www.antlers.co.jp/access/pbus.html
予約:不要
先着順のため、予約はできません。乗車前に空港のチケットカウンターや自動券売機で購入します。万が一満席の場合は乗車することができません。
※ギリギリに空港に着くけど、乗れるかどうか不安という方に参考情報を…
2017年11月5日の浦和レッズ戦の際、このバスを利用しました。
07:40に飛行機で羽田空港第2ターミナルに到着し、8:25羽田空港第2ターミナル発のバスに乗ったところ、バスはガラガラでした。乗客は10人もいなかったと思います。アントラーズサポーターと思しき人も2,3人でした。
満席で乗れなかったらどうしよう…と戦々恐々としていたのですが、少し拍子抜けしました。
10:25鹿島神宮駅着予定でしたが、潮来インターが混雑していたので10:35頃鹿島神宮駅に到着しました。
鹿島神宮駅→カシマスタジアムまではタクシーかシャトルバスで向かいますが、ちょうどシャトルバスが10:50にありましたのでそれに乗り、11:00過ぎにカシマスタジアムに到着しました。
14:00キックオフの試合でしたので、到着したらちょうど開門の時間でした。
来場者数は33,000人以上でしたので、カシマスタジアムでの試合の中ではかなり来場者数が多い試合でした。朝一のバスとはいえ、開門時間に間に合うように着くにはこのバスしかありませんでした。①の東京駅からのバスは大行列になるので、意外と羽田空港から行くのは穴場かもしれません。
乗降場所
乗降場所については下記HPをご参照ください。
https://kantetsu.co.jp/bus/highway_kashima_haneda_busstop.html
注意点
便数が少ないので、乗り遅れにだけはご注意ください。
万が一乗り遅れてしまった、満席で乗れなかった場合は、東京駅まで電車で行って、そこから高速バスで向かうのが良いかと思います。
帰りは?
帰りの便も1日6便ありますが、試合終了後ちょうど良いバスは1,2便しかないと思います。
また、出発地は鹿島神宮駅なので、行きと同様カシマスタジアム→鹿島神宮駅はピストンバスかタクシーを利用することになります。
⑤自家用車
メリット:自由、時間に縛られない
デメリット:帰りが大渋滞する(通称アントラーズ渋滞)
概要
バスに乗るまでに長い行列に並んだり、時間に縛られるのは嫌だという人には自家用車をおすすめします。
また、上記の通り帰りの高速バスが枯渇する可能性があるので、実は自家用車が最も安心できるアクセスです。
混んでいない時間帯であれば東京駅近辺からカシマスタジアムまで1時間程で行くことができます。
一人で車で行くとガソリン代や高速代を考えるとバスの方が安いと思いますが、大人数であればバスよりも安く行くことができます。
また、バスの場合は都内とスタジアムの単純往復ですが、車で行くと鹿嶋の観光をすることもできます。試合前にパワースポットである鹿島神宮に寄ったり、クラブハウスに寄ったり、試合以外も楽しむことができます。
スタジアム近辺には駐車場がたくさんあるので心配は不要です。
地元の土地をお持ちの方々が民間駐車場を開いていますので、そこに停めるとよいです。大体どこも1,000円ほどです。
地元の方は農家の方が多いので、白菜やキャベツ等の野菜をお土産にもらえることも多いです!笑
注意点
帰り道が大渋滞することです。
まず駐車場を出るまでにかなり時間がかかります。そして、潮来インターにたどり着くまでに1時間以上かかります。
都内に戻るまでかなり時間を要することになりますので、時間には余裕を持って行動するようにしてください。
⑥電車
メリット:時間が正確
デメリット:本数が少ない、乗換が面倒
概要
バスで行くイメージの強いカシマスタジアムですが、実はスタジアムから徒歩2分の場所に鹿島サッカースタジアム駅という駅があり、東京方面から電車で行くことができます。時間が正確なので、予定を立てやすいですし、帰りの大渋滞にも巻き込まれずにすみます。
帰りのバスが足りなくなった時のリスクヘッジにもなります。
ただ、本数が少なく、何度か乗換も必要なため、電車を使う場合は事前に時間を調べたり、ルートを確認する必要があります。
電車でのアクセスについては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひご参考にしてください。
まとめ
以上、東京方面からカシマスタジアムへのアクセスについてお伝えしました。
カシマスタジアムまで片道2時間以上と言われるとすごく遠いように思われるかもしれませんが、バスに乗ってしまえば乗り換えなしで寝ていればスタジアムのすぐそばまで連れて行ってくれるので、思っているよりかなり楽です。
ただ、渋滞やバス不足といった問題もあるので、事前に情報をよくチェックしておくことをおすすめします。
ぜひ、カシマスタジアムへのアクセスを攻略して、素晴らしいスタジアムでの観戦を体験してみてください!
⇒⇒⇒カシマスタジアムのスタグル情報はこちら!
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【初めてでもわかりやすい】カシマスタジアムの座席紹介